量子コンピュータの発売
8/12発売の日経新聞に面白い記事があった。Dwave Systemsが『2000Q』という、今までの一億倍速で動くコンピュータを発売したというモノだ。本コンピュータを使用することにより、AIや自動運転の突破口が見つかるかもしれないとのことだ。
従来、三ビットの計算には2の三乗=8回の計算が必要だったものが、2000Qだと、一つの情報単位が一でもあり0でもあるため、一回の情報処理で済むと書かれている。
絶対零度下でしか稼働しないが、三年かかる計算が一年で終わるようになるとのことで、フォルクスワーゲンが北京空港まで渋滞に巻き込まれないルートを探索するテストした際には、10000台中、418台が数秒でルートを導き出したという。従来は三十分かかっていたとのこと。
量子は観測するまで、1でも0でもないという特性を利用しているのだろうか。調べてみたが、理論だけでの理解は難しい。今度シュミレーターを利用して理解に努めたい。
ところで、この量子コンピュータだがキチンとした答えを導き出すには、正しい数式と適切な値を入力してやる必要がある。その辺は従来のモノと変わらないらしい。
AIや自動運転、特に後者で求められるのは、正しくない数式と適切でない値が入力されたとき、すなわち、事故が起こった際、適切な対応を取ることだ。事故の定義をきちんと数式化して入力できれば、自動運転も現実になるかもしれない。
しかし、結局、そのあたり人間次第というのは変わらないようだ。
山を登ると気が晴れた
8月10日のことだ。
明日が山の日だということを知って、突如、山へ行こうと思い立った。目的ができるし、終えれば体力も尽くだろうし、一石二鳥だ。何か得るものがあれば、三鳥もなる。
探してみると、宮島の弥山が初心者向けなうえ、観光も出来てよさげに思った。標高は500メートル前後で片道三時間程。有名どころでロープウェイもある。万が一にも山で野垂れ死にすることはないなと思い、熊野古道用の登山装備を用意して早速出かけた。
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『かもしれない』は嫌いだ
リスクを冒すからには、見合っただけのリターンがほしい。
人間の基本心理だと思う。
僕の場合、これが『金を出すからには、望んだものを必ず手に入れたい』につながる。
だから、『金を出せば、手に入るかもしれない権利を与える』、といったタイプの売り物、例えば、宝くじとかくじ引きとか、賭け事を僕は心底嫌っている。
『かもしれない』は嫌いなのだ。
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