今の自分に出来ること

話題が暗いことばかりなので、楽しいことを書いてみようと思った。ぱっと思いつくものがないな、と思ったけれど、いろいろなことをやっていることに気が付いた。

この一週間やったことを思い返せば、川で船に乗ったり、ショッピングモールに買い物に行ったり、本屋で本を選ぶためにウロチョロしたり、その日に作る料理の内容を考えたり、半日本を読んで過ごしたり、文章を書く練習をしたりと、いろいろなことをやっていることに気が付いた。

普通に会社に行ったり、学校のある時はできなかったことだ。普通に働く人と比べて、僕は今、一日の時間のすべてを自分のためだけに使っている。毎日上司や同僚、目上の人相手に忙殺されていた日々を思い返せば、とても贅沢な時間の使い方だ。

こうなった経緯はどうあれ、この点、僕は恵まれているといえる。ネガティブな部分に目が行き過ぎていて、こういった点に視線を向けられない。幸せだと思うことをすぐに当たり前だと感じて陳腐なものだと感じてしまう。僕の悪癖だ。

過去に目を向けすぎている。過ぎたことに愚痴をはいて、未来を憂いてくだをまくより、現在の日常を取り巻く小さな幸せに目を向けてて考える必要がある。これができなければ、いつまでたっても大きな満足を望み続けて苦しい状態が続くのだろう。

人間追いつめられたときは、一発逆転を望みやすいというが、小さな幸せを幸福と感じず、わが身に降りかかった大きな不幸を、より大きな幸福で一気に取り戻そうとなぞ、負けが込んだ分を取り戻そうと博打に臨むギャンブラーと何も変わりはしない。今の僕はまさにそれだ。

まずは高くしすぎた目線を低くし現実を見て、今そこにある幸福に気が付く必要がある。ないものねだりが過ぎる部分を少しずつ変えていこう。怪我をしてうずくまっている僕には、うさまるくらいの視線がちょうどいい気がする。