うさヘルブログ

気持ちの整理のために開設。うさまるとデスヘルが好き。最近は、気持ちの整理とダイエット報告がメインになってきています。

雑記 シナリオ+小説のハイブリット化は難しい

シナリオと小説は混じらせにくい。どうも自然にならないな。やはりシナリオか、小説か、どちらかに特化させないと読みにくいか。調和が上手くいかない。ガスと電気の関係ではなく、氷炭になってお互いの長所を打ち消し合っている感じがする。

 

シナリオ的な書き方をすると人物像が薄まるし、小説的な書き方をすると全体像が見えにくくなるから、シナリオ+小説的な書き方をしてラノベと設定資料集と純文学を混ぜたような新たなジャンルの、読みやすいけど設定はぱっと頭に入ってきて、しかし内容は深くて何度でも読める設定の小説を作り出したかったが、どうもうまくいかない。個人視点重視→個人情景重視を繰り返すと緩急が付きすぎて没頭できない感じだ。どっちかに舵を取るといいのはわかっているが、どうもやりにくい。

 

ざっと自分の書いたものを読み直すと、途中まではまだシナリオ→小説への変換をやってなんとか混ぜているいるけれど、途中からシナリオ的な書き方に編住していて、世界観構成は出来てるけど、心理描写がうまくいっていない感じがある。最初に設定を煮詰めて一つの名前とかに二重三重の寓意を詰め込めんだはいいものの、やり過ぎて、明かさなきゃならない情報量が多くなりすぎているから、情景描写だけじゃ追っつかないし理解できなくなる。

 

最近の読者さんの反応の多くがシナリオ世界観を明かした直後である辺り、複雑に組み上げた設定を明かしてどんでん返しで驚かすことには成功していても、小説的な部分で心に響いているわけでなさそうなのが残念だ。力不足が悔やまれる。

 

変な書き方を試しているせいで情報の切り捨てと構成がうまくいっておらず、読者の人が混乱しているのも大きな問題だ。ありがたいことに読んでくれる人が指摘してくれるから気付けたけれど、とはいえ緻密に設定を詰め込みすぎてきちんと語らないと破綻するし、かといって完全に情景描写を加えて小説化するには時間が足りない。

 

全体の情報量が多すぎる。いやまぁ、完成していたいくつもの作品の世界観を混ぜて作りあげたのだから当然といえば当然か。そのあたりの見積もりが甘かったのも今回の反省点だな。

 

現状、問題点は、プロット→シナリオ化の状態で提出してしまっていると思われてしまう部分が多く見受けられる所か。意図的とは言え情景描写に落とし込む前の段階で提出してしまっていて、追っついていない感じがする。シナリオや脚本の本ばかり読んでいたせいか、それでも自分の中では完成品に見えているのが問題点だな。客観的視点を失っている。

 

それと、今は情景よりも文章の場面の方がぱっと頭に浮かぶのも問題点。情景描写よりも視覚的な文章場面の方が楽に出てくるのは、最近は本よりも文献を調べる事の方が多かったせいだろう。シナリオ+小説のハイブリット化どころか、小説化すら上手くいっていないよう見える。

 

一回、原点に戻って、上手くシナリオと小説を完全に切り離して、文献からシナリオ化したのち、小説化する練習を再度やってみるか。簡単なプロット、一つの世界、変化していく世界に対して、一人の人間の気持ちを書く。カミュの異邦人みたいなのを目指してみよう。

 

大雑把に見積もって、プロット、キャラ設定三行が、シナリオ化に伴い三万文字、シナリオの二千文字が小説化に伴い五千文字程度になるから、小説化なら一日当たりプロット、キャラ設定が二十一行程度一枚の奴だと、シナリオ二十一万文字、小説五十二.五万文字、計約七十五万文字。一日当たり六千から一万五千文字の実績計算で、五十日~百二十五日、最短二か月最高四か月で小説化ってところかな。

 

これまでと違うことをやるわけだし、ファンタジーからSFチックな方向に舵を切るか。世界観もあまり凝らない方がいいな。もっとざっと大まかにたった一つのイベント、数日の出来事を色濃く情動的な表現で書く方がいい。せっかくだしどこかの規約に従って書いて、投稿してみるか。