期限は短く、答えはまだ遠い
例えば、あと少しだけ近くの人たちが自分勝手なら、僕は迷いなく今の場所から立ち去るだろう。例えば、あと少しだけ自分の思いが強ければ、僕は迷いながらも今の場所から立ち去れるだろう。
結局、今の居場所が恋しいのだ。鬱々とした自分を慰撫するために作り上げた仮初の空間は、自分専用のカスタマイズされている故、安定して居心地がよい。だから、立ち去ろうとすると、後ろ髪を引かれてしまう。
僕は良い状態での安定が好きだ。悪い状態になる可能性を秘めた変化は嫌いだ。けれど安定させ続けるには良い状態に変化させ続けることが必要だ。変化なしでは、前に進むことはあり得ない。
変化を好むにはどうすればいい?
変化を拒むのは、未練と執着だ。
どうすれば、思いを断ち切れる?
どうすれば、足るを知れるのだろう?
制限時間は残りわずか。満足のいく答えが出なくとも、納得のいく答えを見つける。
前に進むためにも、必ずやり遂げてやる。