世界樹の迷宮 〜長い凪の終わりに〜 あとがき

ようやく三分の二が終了。いろいろと予定通りにいかず疲れました。吐き捨てる場所が欲しかったので、自分の領域で心情の吐露がてらあとがきを行うことに。

元々は小説を本格的に書くための前段階として、二次創作を作ろうと思いつきでとりかかったこの小説でしたが、資料集めをして、世界観を構築して、あーでもない、こーでもないと試行錯誤する作業は本当に楽しかったです。

会社で行っている仕事と異なり、誰かに見て、良かれ悪かれ評価されたからでしょう。少ないながらもまじめな感想や応援をくださったり、見てもらえるということは、とても励みになりました。本当にありがとうございます。

さて、まずは内容の簡単な内訳。ざっくりいうと、FATEルートはエミヤが過去に引きずられるルートです。正義の味方になるという養父から受け継いだ考えを常に胸に、最後まで過去の思い出と記憶と力を信じて戦い抜きました。それゆえ、途中からエミヤ以外の語りや心情は一切省きました。最後までエミヤという男は、自分と、自分を中心とした価値観を守り切った形です。

これに対して、世界樹ルートはエミヤは自らの力のみで生きるのではなく、価値観を受け入れ、迎合し、変わりながら協力して、現在、を生きてゆくルートです。そのため、世界樹の世界のメンバーの心情や変化を中心に書き進めました。世界樹世界のことを受け入れたことで、彼はスキルという世界樹側の力を使うことが出来る様になり、最後には、彼らの価値観にいったん身をゆだねて生きてみようと思うようになります。このルートでは、エミヤは過去ではなく、現在を生きてゆくわけです。

一応、もう一つのルートも予定しております。過去、今、ときたので、当然、未来を見据える形のルートです。FATEよりでも、世界樹よりでもないエンディングを予定していますが、10話より書き直しとなるので、書き上げるまでにどのくらいの時間がかかるかわかりません。

まずは、賞や掲示板に投稿用のオリジナル小説を書きつつ、これまでの二ルートの推敲と訂正を行ってからの着手となりますので、完成に至るまでどれくらいの時間がかかるかは検討が付きません。

実生活の方も、会社との交渉次第で、転職になるのか、無職になるのか、専門学校生活になるのか、院に戻るのか、不明ということもあって安定しない日々を送ることとなるので、気長に待っていただければと思います。個人的には小説で食えるようになりたいとは思っているので、小説家になれるルートを選択した胃という思いはありますが。

ともあれオリジナルの方は、「なろう」や「カクヨム」などのサイトに投稿したり、どこかの賞に投稿しようかと考えているので、何か進展ありましたらご連絡します。うさヘルという名前で投稿すると思いますので、お目汚しかもしれませんが、一読して感想いただければ幸いです。

それでは半年以上の長い期間、お付き合いいただき本当にありがとうございました。