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うさヘルブログ

気持ちの整理のために開設。うさまるとデスヘルが好き。最近は、気持ちの整理とダイエット報告がメインになってきています。

神戸は思ったほど神戸でない

神戸に行った。そして、神戸は思ったほど神戸でない、という事を思い知った。

 

神戸に行く主な目的は、日本最初の神社である淡路島の伊弉諾神社に行くことだ。二泊三日の旅路、それ以外の時間は神戸をぶらつけば時間がつぶせると思っていた。神戸だけを案内するガイドブックがあるのだから、たくさん観光できると思っていたのだ。

 

神社には二日目の朝行った。新神戸から淡路島までバスで津名港まで移動し、そこからタクシーを使った。思ったより、距離があった。片道の移動時間だけで一時間半くらい使う。また、交通費も馬鹿にならなかった。バス代が往復で2760円、タクシーは片道は2300円くらいだった。往復を考えると、神社にお参りに行くだけで、三時間以上かかるうえ、7500円ほどかかることになる。遠い。そして高い

 

しかし、移動時間に反して神社の境内は小さく、お参りをしてお守りなどを買うとすぐにやることがなくなった。だから、帰ろうと思った。節約のため、帰りはバスを使おうと思っていた。だから売店でバス停の場所を聞いた。店員に驚かれた。

 

「バスって、バスを使うつもりですか?」

 

言いながらも、バス停の場所を教えてくれた。神社の正面から出て左手すぐ近く、小さな郵便局の前にあるという。礼を言って、売店を出る。正面に小学校が見えた。郵便局の前まで歩き、時刻表を見る。すると、店員が苦笑いをした理由がわかった。

 

バスは一日に六本くらい、6時、13時、18時の前後にしか出ていない。おそらく、近くの小学校の通学に合わせてあるのだろう。その時は11時位。とてもではないが、二時間も待てない。泣く泣くタクシーを使うことにした。次はレンタカーを借りよう。

 

午後三時ごろ。余計な出費はあったが、とにかく新神戸に戻ってきた。さあ次はどこへ行こうか。そう考えながらガイドマップを見て、思った。行きたいところが、もうない。僕は困ってしまった。そして、初日に神戸の人から言われたことを思い出した。

 

僕は初日、北野の異人館のある通りを散策し、南京中華街で食事をした。夜は三ノ宮センターパークをうろついた。ナガサワ文具センターに行って、ジュンク堂をうろつき、東からセンター、西を見て回った。一往復もすると多くの店が営業をやめていた。

 

三宮センターパークの夜は東京よりずっと早く、7時ごろになると店が閉まり、通りはあっという間にシャッター街となる。神戸の夜は早い。やることがないので、マッサージを受けた。マッサージの最中に交わした話で、彼は言った。

 

「神戸は、神戸のイメージを期待してくるとがっかりしますよ。」

 

その言葉は僕の胸にすとんと落ち込んだ。とても納得のいく言葉だった。店員さんは神戸に10年程住んでいるという。そんな彼も僕と同じ感想を抱いていたのだ。自分の感じていた気持ちは間違っていない、という嬉しさを感じた。同時に、間違っていなかったのか、というさみしさを覚えた。

 

僕は神戸の事を、東京の銀座や池袋のように考えていた。町は全体的に高級感があり、静かでありながらどこも栄えている。昼はあちこちお洒落な見所があって、夜は華やかなライトが辺りを照らし、シックな雰囲気の漂うようになるのだと思っていた。

 

でもそれは、僕の勝手なイメージだったのだ。そしてそのイメージは、よく知らないから神戸に抱くイメージの期待値が高すぎるという考えは、正しく他の人も抱いている気持ちで間違っていなかった。それがなんだか残念でさみしくなったのだ。

 

また別の日に、違う兵庫出身の人に神戸の見どころを聞いた。その人は、兵庫出身で、神戸と播磨の間位で育った地元の人だという。神戸の事もよく知っていそうだと思った。諦め切れていなかった僕は疑問をぶつけた。そして彼女は言った。

 

「神戸は見るもの少ないですよ。遊ぶといったら、電車で大阪の楳田に行くかUSJに行くとか、宝塚いったり、温泉行く方がいいですよ。」

 

僕の神戸に対する期待は、地元に長く住む人によって無残にも砕かれてしまった。そして気が付いた。神戸は、船着き場があり、飛行場が近く、新幹線が通っていて、四国に通じる橋が通っている。神戸は観光地ではなく、拠点として優れている場所なのだ。

 

どうやらやはり、神戸は思ったほど神戸でないらしい。

 

2017/04/08