物語の書き方が、英文の組み立て方に似ている
原稿用紙に書くようになって初めて分かったことがある。
僕は、物語の書き方が英文の組み立て方に似ている。
日本語は、先に付随する状況(①)を書いてから、最後に結論を書く(②)。
- 彼は東大に受かるくらい(①)頭がいい(②)
英語は、結論(②)を先に書いてから、付随して状況(①)を足していく。
- He is smart(②) enough to get to the University of Tokyo(①).
僕が物語を作っていると、英文と同じような書き方になる。
- 彼は、幸せになった(②)。多くの友人に恵まれ(①)、名誉を手にし(①)、金銭に不自由せず(①)、多くの困難を乗り越えて、自らの手で幸運を勝ち取ったのだ(①&②)。
書いた結論に対して、説明したいこと、言っておきたいことを次々と付け足してゆく。
結果、どうしても文章が長くなるし、思いつくがままに書き加えてしまうため、構成要素が増えて、処理しきれなくなり、構成要素同士で矛盾が生まれる。おかげである程度まで書き進めたら矛盾が発生していないか見直す作業ばかりで、話が全然進まない。
思い返せば、PCっで作業しているときも、ある程度書いては、後半書いた付随部分をコピペして、結論の前に持ってくる作業をよくやっていた。僕は日本語的な文章の書き方が苦手なようだ。筆の速さを上げて、物語を短くわかりやすくまとめるためにも、少し書き方を考えないといけない気がする。
とりあえず、書く前にキャラの行動や性格をもっと考えてやってみるか。
2017/05/23